臨床検査学科 学科長挨拶

優れた人格者を育てる臨床検査技師教育
学科長

 新型コロナウイルス感染症流行に伴い、検査数が急増しているリアルタイムPCR(RT-PCR)検査はまさに臨床検査技師が行う業務であり、一躍注目されている検査です。臨床検査は大きく検体検査と生体機能検査に大きく分かれます。前者は、患者さんから採取した尿や血液等を使用して、肝機能や腎機能検査、また癌の存在を推測する腫瘍マーカー検査など、数100種類の検査があります。後者は患者さんに直接向き合いながら行う超音波検査、心電図検査、脳波検査などがあります。

 臨床検査学科では、様々な検査法について1~2回生の間に講義や演習を通して知識を得て、3回生前期までには基本となるほとんどの検査法を学内実習で習得します。そして3回生後期には本学の母体である天理よろづ相談所病院で約4か月間の臨地実習に向かいます。学生たちは夢溢れる医療現場に身を置き、社会人と触れ合い、そして時には挫折しながら臨地実習を過ごします。教員も、学生たちが人として大きな成長をする姿を見ることができる一番うれしい瞬間となります。そして4回生は仕上げの年、就職活動や国家試験勉強を並行しながら、研究テーマを決め天理よろづ相談所病院の臨床検査技師の方々や大学教員とマンツーマン指導を受け、研究することの意味や喜びを味わいます。

 本学は天理教の教理を学則の根底においた大学です。本学の学生生活での最終目標は、知識や技術の修得だけではなく、医療従事者として、また社会人として、どんな人にでも尽くす、そして尽くした相手が心豊かになる、そのような光景を見る自分自身が喜ぶことができる人になれるよう目指すことです。様々な人との触れ合いの中で、学生の皆さん一人づつの心づかいも自ら振り返ります。このような教育体制は本学が謳う大きな特色であり、卒業後の様々な施設で活躍する本学卒業生が高い評価を得ている大きな理由です。

 本学で皆さんと一緒に学べることを楽しみにしております。

臨床検査学科長
小松 方