理事長挨拶

半世紀にわたる歴史と伝統を受け継ぐ
天理医療大学 理事長 奥村 秀弘

 平成24年4月に開学した天理医療大学は、昭和42年に同時に開校した天理看護学院及び天理医学技術学校の、約半世紀にわたる長い歴史と伝統のうえに設立された大学です。
 天理看護学院と天理医学技術学校は、開校から平成26年3月の閉校まで、看護学院2,822名、医学技術学校1,383名、合わせて4,205名という多くの卒業生を輩出し、それぞれ全国各地の病院をはじめとする医療機関等で活躍しています。その中には総合病院の副院長、看護部長、技師長など要職についている方もおられ、医療人として最も大切な「人のために尽くすことを自らのよろこびとする」という、天理教の信条教育に培われた「ひのきしん」の精神を持って日夜努力してくれています。
 本学は、前身である天理看護学院並びに天理医学技術学校から、教育理念と実績を受け継いでおり、今後とも天理教の信条教育の実践と人格の陶冶につとめ、より質の高い看護師・臨床検査技師の育成に邁進する所存です。
 本学は平成28年3月、第1期生の90名を卒業生として輩出することができ、公益財団法人天理よろづ相談所病院をはじめとする全国各地の医療機関で、医療人としての第一歩を踏み出してくれました。初めて臨んだ国家試験では、両学科とも高い合格率を達成し、また、就職を希望した学生の就職率は、両学科とも100%であり、それぞれが「ひのきしん」精神を持って各々の職場で活躍してくれることを期待しています。
 本学の設立母体である天理よろづ相談所病院は、身上・事情に苦しむ人々の「からだ」「こころ」「くらし」をサポートするために、身上部・事情部・世話部の三部鼎立のもと、昭和41年に設立され、以来50年にわたり広く病む人のいこいの場となるべく、「笑顔と親切」をモットーに、全人的包括的な医療を提供し、最新の医療機器や設備を備えて高度先進医療を提供できる地域の基幹病院として、高い評価を得ているところです。このような立派な病院で看護・臨床検査の実習ができることは本学の誇りであり、学生にとっても最良の学びの場であります。
 このようなまことに優れた環境のなかで、学生諸君が4年間悔いのない充実した学生時代を過ごされることを心から願っています。

学校法人天理よろづ相談所学園
天理医療大学理事長 奥村 秀弘