学長挨拶

人に尽くすことを自らの喜びに
学長

 人の生老病死は四苦ともいいますが、いずれにも医療が深くかかわります。医療者はこの苦しみを、ある時は癒し、ある時は和らげ、そしてある時は慰める役割を担っております。時代がいかに変わろうとも、また国が異なろうとも、古今東西共通している事実です。
 天理医療大学では全人的なケアができる人材を養成することを目標としておりますが、それには建学の理念である「人に尽くすことを自らの喜びとする」ことが基本になります。これは本学の支持母体である天理教の教義からきたものですが、近代看護を確立したナイチンゲールが「人に尽くすよろこびこそ生きるよろこび」といっているとおり、ケアの基本であると考えております。
 本学ではさらに「自律」と「協働」を、教育のキーワードとしております。「自身の立てた規範に従って行動し、自分で自分の行為を規制できるようになる」ことが「自律」です。また、現代の医療はチームによって行われます。「チーム医療」はすぐれた「協働」無くして成り立ちません。
 これらの考えを重視した教育を、e-ラーニングなどの近代的教育方法、学習方法を駆使して効果的に行ってまいります。
 われわれは、天理よろづ相談所が80有余年にわたって築いた歴史と伝統を尊重しつつ、さらに新しい教育を推進してまいります。

天理医療大学 学長
吉田 修